名古屋港管理組合 議会で質問しました

名古屋港管理組合議会の6月定例会が611日に開かれました。
ところで、名古屋港は今、将来の発展を考えると大変厳しい状況にあります。それはなぜかというと、国の定めた「国際コンテナ戦略港湾」に選ばれていないからです。
国は、韓国・釜山港などと対抗するために、岸壁整備の重点支援や固定資産税の優遇処置などが受けられる「国際コンテナ戦略港湾」の制度を設けました。しかし、2010年に行われた指定では、京浜港(東京、横浜、川崎)と阪神港(大阪、神戸)の2港のみが選ばれ、総取り扱い貨物量や貿易額が全国一位の名古屋港は落選してしまったのです。
そこで、直江弘文県議会議員は、かねてから名古屋港も、その指定を獲得すべきことを主張してきましたが、この日の一般質問で「港湾競争を指をくわえて見ていたら、国際競争どころか国内競争にも立ち遅れる。ねばり強く要請する必要がある」と河村名古屋市長に質問しました。
これに対し、名古屋港管理組合の管理者でもある河村名古屋市長は「名古屋港は6兆円も貿易黒字を出している。早速、(国際戦略港湾への)格上げに向け取り組みたい」と答えました。